■多久の民俗資料館を探れ!

 福岡県と長崎県は共に石炭の産地であったが、その間に位置する佐賀県もまたかつては石炭の産地であった。今でも炭砿の遺構が多く残るがトロッコ系の遺産となると稀である。佐賀県にある稀少なトロッコのひとつが多久市の民俗資料館にあるので探索してみた。
 多久市もかつては産炭地であった。その産業遺産を残すべく保存展示しているのが民俗資料館である。中には炭砿のコーナーがあって炭砿で使われた品々が多く展示されているが、坑道を模した展示物には木製のトロッコが展示されている。
 展示されているトロッコは木製の箱トロで、見た目から模造品のようである。軌間は約500mm、模擬坑道の奥行きは約2メートルである。作り物の感は否めないが、県内では数少ないトロッコですので、ドライブの休憩ついでにでも立ち寄ってみて下さい。

《データ》
■多久市民俗資料館(郷土資料館) 0952-75-3002 [保存]

◇佐賀県多久市多久町1975◇多久 約4km◇9:00-16:00・月曜日休館◇入館無料◇無料Pあり
 

《車輌データ》
◇01:FC(木製2軸鉱車/約500mm)複製?

[探索日:2009.11.29]



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