■筑前山家の駅前を探れ!

 鹿児島本線原田駅から筑豊本線に乗り換えて1駅、筑前山家駅へ。無人の改札口を抜けて通りに出る手前、右手の道に入ると駐車場のようなスペースがあって、その先に西鉄色の電車が見える。調べてみると西鉄福岡市内線で活躍した電車で、某団体が所有しているらしい。しかし、お目当てはその手前。黄色く塗装されたBLが2台並んでいる。
 機関車は一見して工事用と分かる形状で前面に「441」「402」と車番らしき番号があった。立入りなど特に規制がないので近づいて探ってみると、「402」はアクティオと2.85tの表記があった。やはり工事用のBLだった。「411」は2.8tの表記のみ。共にB型で本体は似たような形状だが、「402」はキャブ付。レールがないので軌間は計測できず不明だがナローであることは間違いない。
 また西鉄電車の裏には西鉄バスもあり、電車とバスは何となく目的があって保管している感じがあるものの、BLに関しては目的が良く分からない。手掛かりの「アクティオ」言えば大阪の藤井寺市を連想するが、そこから来たものか?九州地区にも営業所や作業所があるのか?一体どこの現場で使われていたのか?結局、保存が確認されただけで何もわからず仕舞いで帰路につくのであった。


《データ》
■筑前山家駅前 [保存]

◇福岡県筑紫野市大字山家◇筑前山家駅前
 

《車輛データ》
◇01:アクティオ 402 BL(キャブ付 B型 2.85t)
◇02:441 BL(B型 2.8t)

《参考》
ブログ軽探団「師走の九州をさぐる その4」(2019.12.19)

[探索日:2019.12.19]




inserted by FC2 system