木材の感じから明らかに稼働中の製材所であったが作業する人の姿はない。一応、「失礼しま〜す」と声を掛けてみるが反応なし。周囲を見渡すも事務所らしき部屋もない。流石に建物の中に入るわけにはいかず、建屋の外から覗き込むだけ。奥行は20メートルくらいか。一番奥まで延びる緩く曲がった単線軌道上の手前と奥に2台の木製2軸台車が確認出来る。
一方建屋の外にも10メートルくらい軌道が延びているが、だいぶ草に埋もれていて実際どのあたりまで台車が行き来するのか？足元の軌道で軌間を計測するとほぼ600mmであった。
しばし写真を撮りながら製材所の周りをウロウロしてみた。フォークリフトやトラックが停まっているものの一向に人の気配がない。製材機などもあり雰囲気のいい建屋の中の様子も写真におさめたかったが、レンタカーの返却時間もあるので仕方なく引き上げることにした。
帰宅後、ヤフーとグーグルの地図で現場を確認したが番地表記も製材所名も表示がなかったが、道路を挟んだ斜向かいの建物に「萬屋木材店」との表示が出た。恐らくこの製材所名ではないか？と推測するが如何に。
《データ》
■大畠の製材所 ［現存］
◇山口県柳井市大畠天神西◇大畠 歩15
◇区間：製材所内◇距離：約0.03km◇軌間：600mm（実測値）◇動力：人力◇敷設日：不明
《車輛データ》
◆01：FC（木製2軸台車 600mm）
◆02：FC（木製2軸台車 600mm）
参考：ブログ軽探団「師走の長州を探る」（2019.12.20）
［探索日：2019.12.20］
