駐車場の中で延びる一筋のレール。これは一体何のレールなのか？実はこのレールの素性は全く分かっていないが、道路とは直角方向に延びているので門扉のレールではなさそうである。
残存距離は約10メートル。軌間は445mm（実測値）という不思議な幅である。レールのある部分はコンクリートが打たれていて建物な何かがあったような痕跡が残る。レールの延長線上には全くトロッコに関する痕跡はない。道路を挟んだ向こう側も植村牧場関係の建物であるが痕跡は皆無。無理くりトロッコ軌道を想像するが…、もしかしたら軌道は残存している部分だけだったのかも知れない。現地で散々、想像、推理を働かせたが…、そもそもこの軌道跡が植村牧場と関係しているのかどうか？すら解明できていないのであった。
尚、軌道のある駐車場は終日見学可能である。
《データ》
■植村牧場駐車場 ［廃線］
◇奈良県奈良市般若寺町168（牧場）◇奈良 バス15（般若寺）→歩5◇Ｐ
◇残存区間：駐車場内◇軌間：445mm（実測値）◇残存距離：約0.01km◇敷設日：不明◇廃止日：不明
参考：ブログ軽探団「春の古都奈良を探る」2016.03.09
［探索日：2016.03.09］
