■名古屋堀川端正木の製材所跡を探れ!

 かつて名古屋の堀川端にあった製材所軌道のひとつにここ「山田木材」の軌道跡があった。初めて探索した1995年5月で最後が2010年4月。写真を撮影しただけで詳細を調べる前に姿を消してしまった。
 最初の探索では、当HPでもアップしているかたぎり木材の軌道が近くにあって製材の街の雰囲気が漂ういい感じのエリアであったが今ではその面影は全くない。
 山田木材の軌道は最初の探索時には既に使われておらず、廃線の状態であった。製材所だったと思われる部分も駐車場になっていて、木材類は置いてなかったが事務所らしき建物には製材所らしさが残っていた。
 軌道も見える部分は道路に対してやや斜めに敷設されていて距離は10メートルくらい。奥の方は暗くて末端が見えない。道路に近い部分で軌間を計測してみると800mmに少し足りない感じでトロッコにしては広かった。さすがに動力車は無かったと思われたが、かつては重量のある大木を堀川から運び込んでいたのかも知れない。

《データ》
■山田木材 [廃線]

◇愛知県名古屋市中区正木1-2-29◇山王 歩15
◇残存区間:民家横◇残存距離:約0.01km◇軌間:790mm◇動力:不明◇敷設日:不明◇廃止日:不明◇撤去日:不明

 

参考文献:RM133p55(1994.07.01)

[探索日:1995.05.28]




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