■名古屋中川端清川の製材工場跡を探れ!@



興和


 名古屋市を流れる中川運河、堀川、新堀川沿いはかつて多くの製材所が存在し、水運を利用して運ばれてきた丸太を製材所に運び込むためのトロッコが至るところで見られた。さすがにここ10年くらいのあいだに製材所はマンション等の施設に建替えられ、現役のトロッコは見られなくなってしまったが、特に金山付近では今でも多くの廃線を見ることができる。
 金山からは離れているが、この興和褐嚶゙センターも中川運河沿いに位置し元は製材系の工場であったと推測できる。写真奥の木の向こう側は中川運河で写真手前に公道が通り、道路の反対側に工場がある。写真では判りにくいが白い車の右側にもコンクリートの地面からレールの頭が若干覗いている。左に分岐する線路の先は隣の工場の敷地に向かっており、すぐにフェンスで行く手を阻まれている。かつては規模の大きな軌道が敷設されていた可能性もある。
 尚、調査当日は土砂降りの雨で満足な調査ができず、写真を撮るのがやっとで、軌間すら計測できない状況であった。

■興和梶@建材センター [廃線]
◇愛知県名古屋市中川区清川町3-1◇荒子 歩20
◇区間:工場内◇距離:約0.03km◇動力:不明◇敷設日:不明◇廃止日:不明
 

[調査日:2008.09.02]



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