■ゲートボール場の片隅を探索せよ!


 正月気分もまだ醒めやらぬこの日は温泉マニアのTちゃんと一緒に温泉目的で伊豆に来た。目的地は天城湯ヶ島町の持越温泉というマイナー温泉だ。もちろんトロッコ込みの正月特別企画である。(とは言え雪混じりの伊豆は寒い)
 湯ヶ島の温泉街から持越温泉に向かう途中にこの湯ヶ島坑跡がある。ゆっくり行けばホッパーの残骸が見えるのですぐ判る。道路から一段高くなっている鉱業所跡へ上がると地面が平らに整地されてゲートボール場になっていて、その片隅に坑口がポッカリと穴を開けていた。坑口は鉄の柵で塞がれいて、中の太いパイプから水が流れ出し、トロッコの軌道跡も僅かに残されている。
 鉱山事務所だったと思われる木造の建物が残っていて、中には鉱山時代の物が散乱している。坑口付近以外にトロッコの軌道跡が残っていないのと、ゲートボール場に整地されてしまっている事で鉱業所当時の配置が全く分からない。坑口からホッパーまでどの様に結ばれていたのだろう・・・。
 伊豆の山中には沢山の鉱山跡が残っているが、この湯ヶ島坑跡は容易にアプローチできる鉱山跡のひとつである。しばらく在りし日の鉱業所の姿を想像してみたが答えが出ぬまま湯ヶ島坑を後にした。
 この後、持越温泉へ行き、中外鉱業持越鉱業所を見ながら西伊豆へ向かった。

《データ》
■湯ヶ島坑跡 [廃線]

◇静岡県田方郡天城湯ヶ島町金山◇修善寺 バス(猫越口)◇見学は終日可能(特に立入制限はしていない模様)
◇残存区間:鉱業所跡地内◇残存距離:0.005km(坑外部)◇軌間:508mm◇動力:不明◇敷設日:不明◇廃止日:不明
◇参考文献:旅857
 

[調査日1999.01.10]



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