地面側の台枠はかなり痛みが進み重たい車軸を辛うじて保持している。天板はなく台枠のみで2本の車軸を支えていた。恐る恐る接近して車軸にメジャーをあてる。軌間は508mmのようだ。
周囲を見回しても、これ以外にトロッコに関連するものが見当たらず、一体、何の台車なのか？皆目見当がつかないが、周囲の雰囲気から、稲取にあった海藻運搬用軌道を連想させた。
木造の建屋は漁業系の倉庫のようで、海岸線からここまで何かしらを運搬する目的で使用されていたのではないか？と推測に至ったが、周囲に人影がなく聞き込みも出来ずに探索を終えた。
※国道から海岸までの道は細く、普通車程度が限界。車の転回場所も限られるので注意して探索されたい。また私有地なので節度のある行動をお願いいたします。
《データ》
■小下田の漁業施設 ［保存］
◇静岡県伊豆市小下田◇修善寺 バ60（下村）→歩10
《車輛データ》
◇01：FC（木製2軸台車／508mm）
［探索日：2022.01.22］
