■老舗味噌醤油醸造所を探れ

 木曽川が山岳地帯から平野部に流れ出る少し手前に広がる八百津町にある老舗の味噌醤油醸造会社「味噌平醸造」にトロッコ軌道が残っている。街の中心部である町役場から北の方角へ狭い坂道を登ると右手に古い醸造所が現れ、その店先にカーブしたトロッコ軌道が顔を出している。山間にある街角軌道も珍しいが店の前でカーブする形状も珍しい。どうも狭い道路横で荷物の積み降ろしをするのに店の前の狭いスペースを有効に利用するために軌道を曲げているようだ。
 軌道は店先から建物の中央部を通って奥に延びているが、奥の方でもカーブしていて短いながらも変化があって面白い。距離は約50メートル、軌間381mmの人力トロッコ軌道だ。このトロッコ軌道がいつ頃から使用されているのか分からないが古い建物とは全く違和感なく存在している。レールの錆び具合から見てトロッコ自体はあまり使われている様子は窺えないが完全に廃止という感じでもないので一応「現存」とした。当日、近くに車を停めるスパースがなく半分路上駐車状態で訪問したのと、車の返却時間の関係で短時間での探索になってしまい、店の方とお話しする時間が十分に取れなかったことが残念である。
 尚、ここ味噌平醸造は味噌と醤油を木桶を使った従来の仕込法で醸造し、ヤマコノというブランド名で販売している明治24年創業の古い醸造所である。

《データ》
■味噌平醸造 [現存] HP

◇岐阜県加茂郡八百津町八百津4501◇明智 バ30
◇敷地内〜倉庫◇約0.05km◇381mm◇人力

 

[探索日:2011.08.24]




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