■謎のタンクを探れ!



 3回目の木曽探索の最後、小川線の跡を確認しながら赤沢へ行った。途中、怪しげな資材置場のような空間があった。何となくこんな空間を見ると目を凝らしてしまうのは、この趣味の人なら仕方のないことか?赤沢まで一通り車を流し、帰りに目ぼしいポイントに立寄った。ここもその中のひとつだった。タンクのようなものがあったのは行く時に確認はしていたが、まさかこれが森林鉄道のタンク車のものとは気づかなかった。むしろ資材置場のような空間そのものが怪しかったのである。
 しかし、タンクに近づいてみてハッとした。ふたつあるタンクにはそれぞれ、銀色に塗られたペンキの下に19と22のナンバリング、更に「火氣厳禁」の文字が薄っすら見えたのである。この大きさ、形状、これはもしかして…。その場では確証は得られなかったので一応写真に収め帰宅後確認してみた。すると、形状や「火氣厳禁」(火気ではなく火氣)の文字は木曽森林鉄道のタンク車そのもであったのである。ナンバーと形式も完全に符合する。決まりであった。もしかすると、この怪しげな空間も林鉄に関連する場所かも知れない…。訪問当時は土木、石材関連の会社である町野産業という会社の作業所となっていた。

《データ》
■拠ャ野産業焼笹作業所 [保存]

◇長野県木曽郡上松町焼笹◇上松 バス10
◇01:木曽森林鉄道 19号 FC(岩崎レール/鋼製2軸タンク車 762mm)車体のみ
◇02:木曽森林鉄道 22号 FC(岩崎レール/鋼製2軸タンク車 762mm)車体のみ
 

[取材日1996.07.14]



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