■放置された謎の木製台車と鋼製台車を探れ!



 上松駅の裏側には木曽の山々から運ばれた木材が集まるヤードがあった。森林鉄道が廃止された後もレールは撤去されたものの山積されたたくさんの木材が見られた。そのヤードから木曽川寄りに一段下りたところには製材関連の施設が多く建ち並び、ヤードから製材施設に向けてヘアピン状の側線が延びていた。
 製材関連施設が並ぶ、上松駅と木曽川の間のエリアの片隅に木製の台車と鋼製の台車らしきモノが放置されている。これらの台車は森林鉄道と関連がある車両なのか、それとも製材所等の独自の車両なのかは不明である。木曽森林鉄道のバイブル的存在の「木曽谷の森林鉄道」で昔の写真を探して見比べてみたが、それらしき車両は見つからなかった。
 木製台車に関しては、台枠の太さから、運材台車ではないようで、古い土工用のトロが比較的近い作りになっている。
 鋼製台車に関しては全くそれらしき車両が発見できない。草に埋もれて足回りがはっきり見えないが軸バネの様なものがある。運材台車以外で鋼製貨車はほとんど見受けられないが、唯一、鋼製で軸バネ付きの貨車があった。それはタンク車である。アングル材の太さも似ているが、枠の形状に丸みがなく、イマイチ確証が持てない。また、製材所独自の車両の可能性もある。このような車両は赤沢にも保存されていない為、意外と貴重な存在と思うのだが、誰も管理していない放置状態であるので突然、あっさり処分されてしまう事が多い。もう既に最終確認から5年以上経過しているので、まだ残っているかどうか?

《データ》
■上松町の製材所(名称不明) [放置]

◇長野県木曽郡上松町正島町1付近◇上松 歩10◇公道より終日可能
◇01:FC(木製2軸台車)
◇02:FC(鋼製台車)
 
※2010.10.10撤去確認
[取材日2003.11.02]




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