■城下町軌道が残る通路


 探せばまだまだトロッコ軌道は見つかるもんですわ!
 甲府市の旧城下町区域(特に甲府市中央町会)には古い地名などから名付けられた通りや間口が狭く奥行きが長い建物が残っていて、それらを見ながら歩いて散策するのも楽しい。トロッコがあっても全く違和感のない商店なども多く見受けられる。
 南北に通る遊亀通りには、以前にアップした平岡機械工販があり、そこから更に南へ歩くと現れるのがここ桶庄商店である。風呂、台所などの水まわりのリフォームをする会社で名前から推測すると元々は風呂桶を扱う商店であったのではなかろうか?
 そして店舗兼事務所の横の通路を覗き込むと軌道跡が残っているのが見えた。写真でも分かるように、軌道部はコンクリートで固められているので使用されていないのは明白である。軌道は建物をかわしながら微妙に曲がり(何となくヨレた感じで)空いたスペースを抜けながら奥まで延びていて、倉庫らしき建物の手前でコンクリートに埋もれて消えて行く。倉庫までの距離は50m弱くらいだろうか?規模からして動力は人力と推測する。何を運んだのかは分からないが、仮に風呂桶を製造していたとすれば、その材料や製品などであろう。

《データ》
■級ア庄商店 [廃線]

◇山梨県甲府市若松町4-3◇甲府(南口) 歩25
◇残存区間:事務所横〜倉庫(推定)◇残存距離:約0.03km◇軌間:508mm◇動力:人力(推定)◇敷設日:不明◇廃止日:不明
 

[調査日:2010.04.09]


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