■工場跡地の廃軌道を探れ!




 富山から地鉄に乗り稲荷町で右に大きくカーブするとやがて次の不二越駅に着く。細長いホームが1本あるだけの無人駅だ。ここから西方へ歩いて10分足らず、清水町の一角に富山醤油がある。工場は既に稼動していないが、通りから少し入ったところに「富山醤油」の看板が出ていた。今までの街角軌道のパターンからして通りに面した門や扉から奥に向かう軌道を想像していたが、表通りに面した部分からは軌道は発見できなかった。裏へ回ってみることする。富山醤油の建物の隣はTエンジニアリングという別の名前の会社だった。軌道は撤去されてしまったか…?更に進むと駐車場になっていて、覗き込むと単線の軌道がほぼ一直線に延びているのが見えた。良く見るとTエンジニアリングという会社の建物と富山醤油の建物はつながっていて、Tエンジニアリングの外階段の下にまで軌道が延びていた。(写真奥、階段の最下段向こうまで軌道が延びている)
 駐車場になっている部分に何があったのかは判らないが、写真の手前側には鉄製の門があり、そこが軌道の入口だったようである。醤油の製造工場だったようなので軌道の奥は醸造蔵か製品貯蔵庫で、軌道は原料や製品の運搬に使用されていたと見て間違いないであろう。軌間は508mm。軌道延長は約50mといったところか。規模からして動力は人力と推定される。この軌道の敷設、廃止の時期は全く不明である。

《データ》
■富山醤油 [廃線]

◇富山県富山市清水町6-5-8◇不二越 歩10
◇区間:敷地内◇距離:約0.05km◇軌間:508mm◇動力:人力(推定)◇敷設日:不明◇廃止日:不明
 

[調査日2008.12.21]


 

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