■小特集 秩父の一日

 1988年10月30日、学生時代の友人Iと秩父へ出掛けた。Iは学生時代の鉄系サークルの仲間であるが、東北合宿の際には名目入と尻屋崎にも同行し、トロッコマニアかと思いきや、トロッコ以外にも「乗る」「集める」「撮る」etc、と何でもありのオールラウンド鉄チャンである。そのIが晴れて普通免許を取り初のドライブが『秩父トロッコ巡り』だったのである。レンタカーを借りて、彼の実家を出発する時の彼のおふくろさんの心配そうな顔は今でも忘れない。(私も内心ハラハラだったが…)29日の夜8時頃都内某所を発ち正丸峠を経て秩父市内へ入り夜中のスカイラークで休憩がてら夜食を食べ日付が変った頃に武州中川に着いた。ここから秩父トロッコ巡りが始まった。山は紅葉し秋の気配を感じながらのトロッコ巡りであった。これは、その丸一日の記録である。
 尚、今回は当時、訪問直後に小冊子用にまとめたレポートをほぼ原文のまま掲載し、一枚の写真とデータを添え再編集した。文の印象が若干違うかも知れないがご容赦願いたい。また、施設名称、所在地などは当時のものを使用している。


INDEX
01.三峰石灰産業中川工場
02.日窒工業資源開発事業部(旧大黒坑)
03.日窒鉱山
04.三扇土木
05.日窒工業狩倉鉱業所
06.吉沢石灰工業秩父工場
07.鋼管工業武蔵白岩鉱業所下部軌道
08.鋼管工業武蔵白岩鉱業所上部軌道


  


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