■笠間の採石場を探れ!


 かつてJR水戸線稲田駅から採石場まで石材運搬用の軌道が敷設されたが昭和40年(1965年)を最後に姿を消した。いくつか軌道を使った石材業者があったが、そのひとつに中野組があった。現在ではその頃の軌道の名残は全く残っていないが、石材加工場には別のレールを見る事が出来る。
 中野組石材工業の採石場は土日になると見学する事が出来る。クレーターの様に掘下げられた採石場は一見の価値がある光景だ。
 その採石場に降りる入口に石材加工場があって、その建物からレールが延びていた。建物のシャッターは降りていて軌道の行方は確認できない点が怪しさを倍増させている。重量物を運ぶ為か軌間は超広め。屋外の距離も10メートルにも満たない。レールは道路に埋もれている為、既に使われていない事が推定される。また車輛も確認出来ない為、動力も不明であるが人力とは想像し難い。
 尚、写真の左手が採石場である。見学は土曜日、日曜日の午前9時から午後4時まで。本社事務所で受付けている。

《データ》
■中野組石材工業 [廃線] HP

◇茨城県笠間市稲田4260-1◇稲田 歩20
 

[探索日:2011.04.17]




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