■水戸中心部の古びたビルを探れ!

 当HPのメールアドレスに届いた情報を元に出掛けてみた。場所は水戸市大町である。県庁所在地「水戸」の中心部だ。果たしてそんな場所に軌道は存在するのか?
 水戸駅前から延びる国道50号線の北側を並行する国道118号線を北西方向に走るとNTTのアンテナが見えて来る。目的地はその手前右側のビルだ。NTTの手前にやや古びたビルが見えて来た。果たして…。
 あった!道路から直角方向、ビルの壁面に沿って奥へ延びる2本のレール。車を停めて早速探索開始。
 軌間は実測値で515mm。恐らく508mmでの設計だと思われる。奥行きは目測10mくらいで、その先はボイラー?を設置するためにコンクリートで地面が固められている。見た感じではそのコンクリート下にレールが埋没しているようだ。更にその少し奥に倉庫の入口のようなシャッターがある。軌道はここに物資を運搬する目的で敷設されたのだろうか。
 ビルは人気を感じないが、横のスペースに車が1台停まっているので誰かが中にいるのかも知れない。しかし軌道の雰囲気から察して軌道の素性を知る方は期待できないように思う。とりあえず今回は写真に収める留めた。

《データ》
■茨城食糧会館 [廃線]

◇茨城県水戸市大町3-2-14◇水戸 歩20
◇残存区間:敷地内◇残存距離:約0.01km◇軌間:515mm(実測値)◇敷設日:不明◇廃止日:不明

 

参考:ブログ軽探団「春の常陸野を探る」2017.04.08

[探索日:2017.04.08]




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