そのラーメン店は「醤油屋本店」。元々は昭和30年に萬字（万字）の市街地で開業した「小鳩ラーメン店」がルーツだと言うこの店は炭鉱をテーマにした店作りをしている。そのアイテムのひとつなのか、駐車場に4両の鉱車が連なるように置かれていて、更に店の入口近くにも1両。全て同じタイプの鉱車で、万字あたりの炭鉱で使われていたものに酷似している。そして新札幌駅近くにも支店があり、その店内にも鉱車が展示されていて、確認できるだけでも6両の木製鉱車を所有展示している事になる。これらの鉱車は店の成り立ちから考えても万字炭鉱若しくはその付近の炭鉱で使われていた可能性が高いが、当団の勝手な推測では万字温泉から運ばれて来たのではないか？と思っている。万字温泉の鉱車は当サイトでもレポートしている通り6両であったので数も合う。今回のアップにあたって万字温泉の写真と見比べてみたが同一車輛という確証はないものの、極めて同じタイプの鉱車である事は間違いないと思われるので、車輛の履歴は北炭万字炭鉱と推定した。どなたかご存知の方があればご教示願いたい。
探索当日、実は昼食抜きでここを目指し、昼食もとる予定であったが休業。空腹のまま駐車場の鉱車だけを探索したのであった。店内にも何かトロッコに関するネタがあるのではないか？と思っていたのと、車輛に関する聞き込みが出来なかったのが非常に残念である。
《データ》
■醤油屋本店総本店おとん食堂 ［保存］
◇岩見沢市栗沢町北幸穂81-4◇栗沢 歩10◇11:00-21:00・第1,3月曜日◇Ｐ
《車輛データ》
◇01：北炭万字炭鉱（※推定） FC（木製2軸）
◇02：北炭万字炭鉱 FC（木製2軸）
◇03：北炭万字炭鉱 FC（木製2軸）
◇04：北炭万字炭鉱 FC（木製2軸）
◇05：北炭万字炭鉱 FC（木製2軸）
参考：ブログ軽探団（2014.09.29）・ブログ軽探団（2014.06.21）・ＷＥＢ軽探団万字温泉
［探索日：2014.09.29］
